華厳寺は、臨済宗の寺院で正式には「妙徳山 華厳寺」といいます。
江戸時代の学僧で様々な宗派の仏教を学び、のちに華厳宗の復興に尽力したことで知られる鳳潭(ほうたん)によって享保8年(1723年)に開山されました。そのため令和5年には開山300年の節目の年を迎えます。
また鈴虫を飼育し一年中鈴虫の音を聞くことができることから、別名「鈴虫寺」としても知られています。鈴虫の飼育は先代の住職が、鈴虫の音色に善の悟りの境地を感じたことが始まりと言われています。
拝観料をお支払いして中に入ると、まず鈴虫のいるお部屋で御茶菓子とお茶をいただきながら僧侶の方の説法を聞くことができます。御朱印を希望の方は、説法の前にお願いすると終わるまでに用意していただけます。夏の暑い時期は、部屋の中は冷房が効いて説法を聞くことができます。
境内には、日本で唯一草鞋(わらじ)を履いた「幸福地蔵菩薩」が立っています。このお地蔵さんは、みなさんの願いを歩いて叶えるために草鞋を履いているといわれています。また願い事を一つだけ叶えてくれるとも言われています。
境内は少し高いところにあるため、京都市内の街並みを一望することもできます。
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