熊野那智大社は熊野三山の一つで、もともとは那智の滝を大己貴尊(おおなむちのみこと)の化身と考え御神体として那智滝に御社を立て祀られていました。その後、仁徳天皇の時代に現在の場所に社殿が移されました。
主祭神は、夫須美大神(ふすみのおおかみ※伊邪那美大神(いざなみのおおかみ) のこと)です。
本殿までの参道には、467段の階段があります。
拝殿の奥には御社殿があり、6柱の神様が祀られています。
右から
第一殿滝宮(大己貴命)第二殿証誠殿(家都御子大神)第三殿中御前(御子速玉大神)第四殿西御前(熊野夫須美大神)第五殿若宮(天照大神)第六殿八社殿(天神地祗)
となっています。ただし通常は御社殿の前までは入ることができないため、拝殿からの参拝となります。
また拝殿の右側には、八咫烏を祀っている御縣彦社(みあがたひこしゃ)があります。
神武天皇が大和の橿原へ御入りになられる際に、天照大神が八咫烏を使わし先導をしたことから交通安全や良い方向へ導くご神徳があるといわれています。
同じ境内の右奥には、青岸渡寺があります。明治の神仏分離令によって一度は空堂となりましたが、西国三十三所の一番札所だったこともあり取り壊しを免れました。
その後、明治7年に天台宗の寺院として再建されました。また青岸渡寺の名は、高野山の青巌寺に由来するといわれています。
また青岸渡寺の奥は展望所となっていて、那智の滝を高い位置から眺めることもできます。
御朱印は、那智大社の拝殿横の社務所にて、那智大社と御縣彦社の2つを授けていただけます。
また青岸渡寺でも、御朱印をいただくことができます。
※神社とお寺で御朱印を分けられている方は、間違わないように気をつけてください。
熊野那智大社の公式ホームページはこちら。
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