梅宮神社は、もともと橘氏の氏神として知られる神社です。創建は、神社の言い伝えによると奈良時代と言われています。現在は神社本庁(伊勢神宮を中心とする宗教法人)に属していない単立神社のため社格はありませんが、創建当初から明治時代までで高い神階・社格が与えられる由緒ある神社です。
本殿や隋神門などが京都府の登録文化財に指定されています。また隋身門には奉納された酒樽が飾られています。
主祭神は、本殿と相殿でそれぞれ4柱ずつ祀られています。
本殿
・酒解神(さかとけのかみ) – ※大山祇神(おおやまづみのかみ)にあたる
・大若子神(おおわくこのかみ) – ※瓊々杵尊(ににぎのみこと)にあたる。
・小若子神(こわくこのかみ) – ※彦火火出見尊(ひこほほでみのみこと)にあたる
・酒解子神(さかとけこのかみ) – ※木花咲耶姫命(このはなのさくやひめのみこと)にあたる。
相殿
嵯峨天皇 (さがてんのう)- 第52代天皇
橘嘉智子(たちばなかちこ・別名:檀林皇后) – 嵯峨天皇皇后
仁明天皇(にんみょうてんのう) – 第54天皇 嵯峨天皇・皇后の子
橘清友公(たちばなのきよともこう) – 橘嘉智子の父
御神徳は、本殿の神様には「酒」の字が使われていることから酒造りに、また相殿に祀られている檀林皇后が子宝を祈願して「またげ石」をまたいだところ、すぐに仁明天皇を授かったという話が残っており子作りにもご利益があるといわれています。
またげ石は、小授け祈祷を受けられた方のみご覧いただけるそうです。
梅宮大社の公式ホームページはこちら。http://www.umenomiya.or.jp/index2.html
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