弘前公園(ひろさきじょうこうえん)【青森県弘前市】

弘前公園は、弘前城跡を利用した公園です。広さはおよそ50haです。日本さくら名所百選に選ばれており、公園内には約50種、2600本の桜が植えられています。

■弘前城について
関ヶ原の戦いで東軍についた津軽為信(ためのぶ)は、徳川家康より4万7千石を受け弘前藩の初代藩主となります。弘前城は、為信によって慶長8年(1603年)から築城が開始され、途中中断をはさみ2代目藩主の信枚(のぶひら)によって慶長16年に完成します。しかし初代の天守は、寛永4年(1627年)に落雷が原因で火災と火薬の大爆発により焼失しました。その後およそ200年弱の間、天守は再建されることはありませんでした。
現在の天守は、文化7年(1810年)に津軽海峡への外国船の往来などを理由に幕府の許可を得て建築されました。この天守は三重天守ですが、高さが14.4メートルしかなく建築当初は櫓として扱われていたそうです。現在では国の重要文化財に指定されています。