秋吉台(あきよしだい)【山口県美祢市(みねし)】

秋吉台は、日本最大のカルスト台地で北東方向に約16キロメートル・北西方向に6キロメートル・総面積およそ93平方キロメートルに及びます。また秋吉台は、厚東川(ことうがわ)を境に東西2つの大地に分けられ、東側のみが国の特別天然記念物に登録されています。
また地下には、秋芳洞をはじめ大正洞、景清洞(かげきよどう)など400を超える鍾乳洞が発見されています。

秋吉台

カルスト地形とは、石灰岩など雨に溶けやすい成分でできた大地が、雨水などの浸食によってできたものを地形をいいます。また地中にできた鍾乳洞も含まれます。カルストの語源は、スロベニアのカルスト地方に由来しています。

科学的には、空気中の二酸化炭素と石灰が結合し炭酸カルシウムになることをいいます。学生のときに行った実験で、石灰水に息(二酸化炭素)を吹き込むと炭酸カルシウムが沈殿するのと現象がカルスト台地を作っています。

またカルスト地形では、下記のような特徴的な地形を見ることができます。

ドリーネ・・・擂鉢穴(すりばちあな)ともいわれ、雨の浸食により大地がすり鉢状の地形。またドリーネには地中の鍾乳洞の天井が陥没してできたものもあります。

ウバーレ・・・ドリーネが連続して続いている地形。

カレンフェルト・・・地上に露出した石灰岩石柱。

秋吉台の成り立ちは、約3億5000年前に赤道付近でできたサンゴ礁がプレート運動によって移動と隆起し現在の場所で陸地となりました。その後、雨などの浸食を受け現在のような地形となりました。

秋吉台には、展望台やジオパークセンターも設置されています。展望台は円形につくられており360度の雄大なカルスト台地を眺めることができます。また駐車場近くの売店では名物の夏みかんソフトクリームを販売しています。

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