松江城(まつえじょう)【島根県松江市】
松江城は、慶長16年(1611年)に堀尾忠氏(ほりおただうじ)が築城した平山城で、平成27年(2015年)には天守閣が国宝に指定されています。
天守閣は、有料となりますが天守まで上がることができ、松江市内を一望することができます。天守閣以外は、城址公園として開放されていて誰でも入ることができます。
ま松江城周辺には、武家屋敷・小泉八雲記念館や小泉八雲旧居・松江歴史館などがあり、天守閣とのセット入場券なども販売されています。
松江城の公式HPはこちら。
またお城を囲むお堀から楽しめるのが、堀川めぐりです。船頭さんの話を聞きながらのんびりとできるのは、歩き疲れたときにはおすすめです。
詳しくは、堀川めぐりのHPをこちらをご覧ください。
松江藩と松江城について
慶長5年(1600年)に関ヶ原の戦いで功績を挙げた堀尾忠氏が、隠岐・出雲を拝領し松江藩初代藩主となりました。当時、入城した月山富田城(がっさんとだじょう・現在の安来市足立美術館の近く)は山城で、城下町を作るには不利な地形で藩政に適しませんでした。そのため廃城となっていた末次城のある亀田山に松江城を4年の歳月をかけ築城しました。しかし堀尾忠氏は早世し、後継がないため堀尾氏の藩政は3代で終わっています。
寛永15年(1638年)からは、信濃國松本藩の松平直政(まつだいらなおまさ・家康の孫)が入城しました。またこれを期に国持大名となり、出雲国松江藩の初代藩主となりました。その後は、松平家が明治維新まで続きました。
松平直政は、大坂夏の陣でその戦いぶりを敵の大将 真田幸村からも讃えられ軍扇を投げ渡されます。この軍扇は、出雲松江藩の宝として現在は松江城天守閣に展示されています。
明治以降は、廃藩置県により廃城し、廃条例では天守閣の解体の危機となったが、地元の豪農や元藩士らなどによって天守閣は買い戻され、保存されることとなりました。そのため天守閣以外の櫓(やぐら)などは、復元されたものになります。
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