松島(まつしま)【宮城県松島町】

松島は、日本三景の一つで宮城県松島町の海岸の沖に点在する島々のことをいいます。松島のことを「八百八島」と言われることがありますが、第二管区海上保安本部の調べでは、128の島があると言われています。

松島の景色を楽しむには四大観(しだいかん)と言われる展望台からの景色を望むだけでなく、様々な会社が運営する遊覧船から島々の眺望を楽しむことができます。また伊達政宗が豊臣秀吉から譲り受けた茶室を一木一石変えずに移設したとされる観瀾亭(かんらんてい)や伊達政宗の所縁のある瑞巌寺などを見学することもできます。

また松島といえば松尾芭蕉が絶景に句が浮かばず詠んだとされる「松島や ああ松島や 松島や」が有名ですが、現在では松松尾芭蕉の作ではなく狂歌師の田原坊(たはらぼう)の作といわれています。ただ松尾芭蕉が松島の絶景に句が浮かばず、また景色に見合った句を作ることができなかったという説もあるようです。

また松島は月の名所としても有名で、大正11年12月には、アルベルト・アインシュタインが松島を訪れた際に十三夜の月が上がった松島の景色を見て言葉を失うほど感動し「どんな名工の技も、この美しさを残すことはできない」と言ったといわれています。

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