恐山(おそれざん)【青森県むつ市】
恐山は、宇曽利山湖(うそりさんこ)の外輪山の総称で最高峰の釜伏山(かまぶせやま、標高878メートル)、大尽山(おおづくしやま)、屏風山など8つの峰から成り立っています。
宇曽利山湖は、カルデラ湖ですが湖底は平坦で遠浅になっています。1カ所だけ深いところがあり最も深いところでも23.5メートルといわれています。強酸性の川が流れ込んでいることや湖底から硫化水素が噴出しており、湖の水は酸性となっています。
湖に生息する魚類はウグイの1種類のみといわれています。
恐山は、日本三大霊場といわれており恐山菩提寺があります。恐山菩提寺は西暦9世紀ごろに慈覚大使円仁(じかくたいし えんにん)によって天台宗のお寺として開山といわれています。現在は曹洞宗となり、むつ市にある円通寺が本坊となっています。現在は、5月から10月の6ヶ月間のみ開山しています(入山料 おとな1人:500円)。
また恐山といえば「イタコ」を連想されるかも多いかと思います。しかしイタコは開山期間にずっと居るわけではなく、7月下旬の恐山大祭と10月上旬の恐山秋詣りの期間のみしかいないそうです。イタコの口寄せが行われる様になったのは、戦後になってからだそうです。
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