湯殿山神社(ゆどのさんじんじゃ)【山形県鶴岡市】
湯殿山は標高は1500メートル、出羽三山の一つとなります。中腹には湯殿山神社が祀られています。
湯殿山神社は、湧き出す温泉が御神体となります。参拝をするには有料のシャトルバスに乗って本宮の近くまで上がっていきます。その後、禊馬(みそぎば)にて履き物を脱ぎ裸足になり、お祓いを受けなければなりません。また古来から湯殿山については「問わず語らず」という風習があるため、参拝について詳しくは現地でご確認ください。本宮は人工の祭殿などを建てることを禁止されているため、現在も本殿などの建物はありません。
御朱印については、お祓いを受けて中に入ったところに御朱印の受付がありますので、ご希望の方は忘れずに御朱印帳をお持ちください。
帰りのバス停の近くには売店があり、修験者・山伏が購入されるのか螺貝が販売ていました。
主祭神は、大山祇神(おおやまつみのみこと・伊邪那岐尊の子)・大己貴命(おおなむちのみこと・大国主命の別名)・少彦名命(すくなひこなのみこと)の3柱といわれています。
また松尾芭蕉が湯殿山を訪れた際に、「語られぬ 湯殿にぬらす 袂(たもと)かな」の句を残しました。
■出羽三山について
出羽三山は、月山・羽黒山・湯殿山を指します。明治以前は山岳信仰が盛んで修験道の中心となっていました。また明治以前は、湯殿山を入れず月山の阿弥陀如来(過去)・羽黒山の観音菩薩(現在)・葉山の薬師如来(未来)で三山と考えられていました。湯殿山は、散々とは別格の大日如来と考えられていました。
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